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UV塗装を塗る時に絶対に気を付けなければいけない点とは?

UV塗装

こんにちはwithHOPEの塩原です。

UV塗装はただUV塗料を塗ってUV光を当てれば良いというイメージを持ってしまいがちですが
本当にそれだけで大丈夫なのでしょうか?

実際に私が経験した失敗談をもとに注意点を解説します。

UV塗装で気をつけるべき点

UV塗装の工程は難しそうに思われるかもしれませんが
原理さえ解ってしまえば一般的な塗料とあまり変わりません

所詮は樹脂材料の一つですし・・・。
あまり構える必要もありません。

UV塗装の工程として注意する場所はUVの照射前に
溶剤入りの塗料の場合は必ず必ず乾燥工程を入れる事です。

ここを説明しているサイトはほぼありませんでした。
弊社はこれを抜いて不良品を出してしまい痛い目にあいました

これが実際の不良品の写真です。

白濁しています。くれぐれもお気を付けください・・・。

UV塗装の実際の流れ

※以下の工程は一般的なUV塗料の方法になります。
実際には塗料の種類や塗布する材料により細かいところは異なるのでご了承下さい。

①下地処理
   一般的な塗装と同じで大丈夫です。
   サビや汚れ脱脂など
   必要であればヤスリをかけて塗料の密着性を向上

②UV塗料の塗布
  スプレーガン等を使って出来るだけ平坦に塗布

 

③自然乾燥または強制乾燥
 ※UV塗料に溶剤が入っている場合に必要になります
  (基本的には入っています)
  どのくらいの時間かは塗料の種類や乾燥の方法にもよるので
  一概に何分や何時間かは記載出来ません。
  ご了承下さい。
  ただし、これをやらないと後で揮発して曇りや沸き(凸凹)
  原因になりますのでご注意を

 

④UV(紫外線)光の照射
  一般的には365nmで調整されていUV塗料が多いと思いますので
  その波長が照射できる光源を使ってください。

 

まとめ

UV塗装は簡単そうに思われるかもしれませんが、実はたくさんのノウハウが無いと思った品質に仕上がりません。

曇りや黄ばみ泡の混入はもちろん硬化不良ということもありますので、品質を求められる場所では専門のメーカーに依頼することが必要です。